Friday, March 03, 2006

クレジットカードについて

昨日の予告通り、今日はクレジットカードの利点について考えてみよう。クレジットカードの最大の利点は2つある。それは、
事実上の後払い
銀行口座決算
である。まず、この後払いであるが、例えば大手カード会社UFJカードの場合、毎月15日締め、翌月10日引落しである。3月16日に100,000円の商品を購入した場合、5月10日に100,000円が銀行口座から引落しとなる。当然、手数料はいらない。実質、2ヶ月近い後払いである。この期間、1ヶ月ものの定期預金年利率1.1%で資産運用すれば100,000x(0.011/12+1)=100,091円。つまり何もしていないのに91円の利益が発生してしまう。
また、クレジットカード支払方法には、2回払い、ボーナス一括払いといった支払方法も手数料無料で行える。2回払いを指定すれば、5月10日に50,000円、6月10日に50,000円の引落しとなる。ボーナス一括払いは更に後払いとなり、8月10日に100,000円が引き落とされる。こうなれば、年利率1.1%で4ヶ月、資産運用すれば100,000x(0.011/12x4+1)=100,366円。366円の利益の発生となる。

さて、次に銀行口座引落しによる決算払いの利点である。常日頃から財布の中に大金を入れておく事はよい行いでないではない。現金は万一盗まれてしまったら取り返せる可能性が低く、また現金を持っていた証拠を示すのも難しい。しかし、銀行口座であれば、通帳や銀行側のデーターに残高が記録されており、盗難の恐れは、現金所持に比べて遥かに低い。また、スーパーやデパートの食品売り場、またコンビニエンスストアではカード払いのサインレス化がすすんでいるが、こうした事によって会計時の金銭やり取りが無くなりズムーズな会計が行える。小銭で財布がかさばるといった事もなくなる。
また、今日では、小口決算に便利なカードとして、クレジットカードに代わる新しいカードが普及しつつある。それはEdyカード。Edyカードはいわゆるプリペイド式カードで予めカードにお金を入金し、そのカードから引き落としていく方法。クレジットととは異なり前払い式ではあるが、小口決算には有効な活用法だ。そして、もちろん、Edyカードへの入金はクレジットカードから引き落とすことが出来る。クレジットカードの利点はまだこれだけではない。インターネットで商品を購入する際、銀行振込で支払うのであれば、銀行へ出向かなければならず、また振込手数料もかかる。最も、最近では、ネット銀行の普及や振込手数料無料の銀行も増えつつあるが。しかし、カード払いであれば、カード番号を打ち込むだけで、その場ですぐに決算が出来、早くてべんりである。当然手数料はいらない。
海外旅行の際にも威力を発する。海外では日本円現金は通用しない。国内外の銀行、または外貨両替得専門店での両替を行う必要がある。しかし、こうした外貨両替はレートが悪い。例えば、日本の銀行での米ドルレートは1ドル=100円であればTTS102円、TTB98円。売り買いに4円の差がある。米ドルはまだましな方で他の外貨であればおよそ10円程度の差がある事も珍しくない。しかし、カード払いであれば、手数料はわずかに1.63%。つまり相場が1ドル=100円として100ドルの商品を買ったとき100x100x1.0163=10163円の支払額となる。カード払いのほうが現金より安価で購入できると言うわけだ。

さて、クレジットカードの利点はこの辺りにしておいて、明日はいかにして安く外貨を入手するか、その手法を考えてみようと思う。

Comments: Post a Comment



<< Home

This page is powered by Blogger. Isn't yours?