Wednesday, June 28, 2006

十字架

W杯の試合を見ていると、試合が始まる前や選手交代でピッチを去った時などに十字を切る選手をよく見ます。彼らはカトリック教徒ですね。
中でも私が印象に残ったのはガーナのゴールキーパーRichard Kingston選手。彼が試合前にゴールの前で十字を切る姿には感動しました。
そんなガーナは豪州を除いたアジア・アフリカ勢唯一の16強に進出したチームです。今期のアフリカ勢は初出場の国が多く経験不足で大変苦しんだチームが多い中、強豪国であるチェコ、アメリカを倒してここまで来た事は大変誇れる事だと思います。ガーナの選手達は試合前にゴスペルを皆で歌うそうです。そうした、団結力と独自の宗教観がここまでチームを強くさせたのかもしれません。しかし、彼らにクジ運は見方しませんでした。団結力、組織力のあるガーナでも、過去に何度も優勝経験を持つブラジルを相手にはやはり勝つのは難しかったようです。
すでに何度も言っているよう次は始めてアフリカ大陸で開催されます。次の大会こそ、アフリカ勢が多く活躍するのでは、いや、是非それに期待したいです。

ヒディンク監督率いるオーストラリアはイタリア相手に大変健闘したと思います。恐らく誰もが延長戦突破を確信したであろう、後半ロスタイム。まさかのPK。4年前を思い出させました。4年前、ヒディンク監督率いる対韓国戦で後半ロスタイム、TottiがPKエリア内で転倒しホイッスルが鳴る。PKかと思われたが、審判はTottiに対しシュミレーション行為と判定しイエローカード累積2枚で退場。その歴史は繰り返されることはありませんでした。今回はそのTottiがPKを落ち着いて決めて8強へ進出。ヒディンク監督は3大会連続4強進出はならず、同時にアジア勢がW杯から去りました。
どうして最後のところ、あれがPKになるのか私には理解できないですが、延長戦でのヒディンクの采配を見たかった私にはちょっとつまらない試合でした。

前回大会ではトルコ3位、韓国4位、フランス、グループリーグ敗退等数々の波乱が見られましたが今回は強豪国が順当に上に進んでいる感じがします。そんな中でサプライズを挙げるならば、ウクライナですね。ウクライナはソビエト崩壊に伴って出来た比較的新しい国で、W杯もこれが初出場となります。W杯などでのPKの成功率は7割か8割くらいだそうですが、それを3本全て止めてしまうというShovkovskyiの守りには驚かされました。初め新聞で読んでPKが3-0と見たときは新聞が間違えているかあるいは今回からPK戦はキーパーがセーブした数を表記する事に変わったのかと思ってしまう程でした。

しかしPK戦は本当に精神力だけの問題です。前にも書きましたが2000年シドニー大会。あの時に日本敗れましたが、あの時はしかし残念でした。

Tuesday, June 27, 2006

学食

先日、久しぶりに学内の食堂で飯を食べた。いつものように「カレー大盛」と言って1万円札を出すと、小銭が610円。「えっ、これいくらですか?」と聞くと390円だそう。「えっ、でも前350円でしたよね?」と聞けば、詳しくは分からないがいつの間にか値上げしたそうだ。
このカレー、350円の割にはとても大盛で好きだったのだが、40円の値上げは痛いなぁ。何が嫌かと、10円玉という小銭を扱うのが嫌だ。私は基本的に50円未満の小銭は持ち歩かない主義ですので、中途半端な40円値上げとかやめて貰いたい。同様に別の学食では200円の商品があるときに220円、300円の商品が330円になった。今まで100円玉2枚又は3枚で支払いが出来るというのが良かったから、よく注文していたのだが、値上げされてからはまだ一度も食べていない。
Edyやクレジット決算を導入してくれれば楽になるのだが…。同じ県内の某私大では学食でEdyが使えるそうだが、私の大学でも是非前向きな検討をお願いしたい、とここに書いても意味無いな。

Monday, June 26, 2006

Schindler

Schindler社製のエレベーターで死亡事故が起こり、Schindler社の責任が問われています。
先日Schindlerの日本法人ケン・スミス社長が英語で会見を行いました。なぜ英語で?日本で日本人向けに商品を提供している日本の会社が、多くの日本人にとって母国語する日本語でなく、多くの日本人にとって日本語に比べ理解するのが難しい英語で会見をするのか?
日本の企業が外国で日本語で会見をしたらどのように受け止められるかを考えた時これはとてもおかしい事です。

さて、Schindlerは通常カナ表記で"シンドラー"と記しますが、しかしこれを英語読みすればスチンドラーとなります。schiがなぜスチでなく、シになるのでしょうか?
例えばschoolはスクールとよみ、ソールとかショールとは読みません。
実はSchindlerは英語読みでは無くドイツ語読みなのです。ドイツ語ではschをシュと読みますのでこの場合シンドラーで正解です。そう、Schindler社はスイスに本部を置くドイツ語系の企業なのです。
では、なぜドイツ語で会見をしなかったのか?ドイツ語は多くの日本人にとって英語以上に理解できる人が少ない。かと言って、日本語ではSchindler社側がうまく自分の意思を表現できない。そこで英語での会見が無難だろうという結論なのでしょうか。
今日、やはり世界共通語は英語なのかと改めて思い知らされました。

今日、日本では英語教育が大変なブームとなっています。しかし、多くの外国人が母国語に誇りを持っているように、日本人ももっと自国の言語に誇りを持つべきだと思います。

監督と通訳

次期日本代表監督がIvica Osim氏に決まりました。1次リーグ敗退から次期監督選出までのあまりの早さには驚きです。サウスアフリカ大会に向けて一刻も早いチームの建て直しが必要だろうという気持ちが現れていると思います。
さて、次期監督オシム氏はボスニアヘルツェコビナ出身でかつて、ユーゴスラビア代表としての出場経験を持ちます。引退後にオーストリアのチームで監督経験も持つ彼は母国のクロアチア語の他にドイツ語や英語も話せるそうですが、母国語が最も自分の意思を正確に伝えられるという事で、クロアチア語の通訳が付きます。現代表監督ジーコや前監督トルシエもそれぞれ母国語の通訳が付いていましたし、当然の事だと思います。

さて、先日オーストラリア代表のヒディンク監督、イングランド代表のエリクソン監督がインタビューに答えていました。私は、当然彼らの母国語であるオランダ語やスウェーデン語で会見をするのだろうと思ったのですが、予想に反し彼らは通訳を通さずに英語でやり取りをしていました。これにはとても驚きました。
なぜ、ヒディンク監督やエリクソン監督は母国語ではなく、代表チームの言葉を使って会見するのでしょうか?4年前にヒディンク監督は韓国語で会見をしたのでしょうか?
なぜ彼らは代表チームの言葉である英語で会見するのに、ジーコやトルシエは日本語で会見をしないのか?
確かに今日世界の共通語は英語ですが、しかしだからと言って、ジーコやトルシエ、オシムが英語で会見をしたら、やはり違和感を感じます。同様に、ヒディンクやエリクソンはやはり彼らの母国語であるオランダ語やスウェーデン語で会見をするべきだと思います。

Sunday, June 25, 2006

上戸彩

恋人にしたい女性有名人はだれか?という街頭アンケートが行われたそう。で、その結果、上位10位は、

1位 上戸彩
2位 仲間由紀恵
3位 蛯原友里
4位 相武紗季
5位 加藤あい
6位 伊東美咲
7位 大塚愛
8位 眞鍋かをり
9位 長谷川京子
10位 長澤まさみ

芸能関係に疎い私は、半分くらいは知らない名前です。11位以下のランクの中には案外知っている名前も多い気がしますが。なかなか面白い調査だとは思いますが、気になるのはどのように調査が行われたかという事です。原宿と秋葉原で調査を行うのでは回答がかなり異なってくるでしょうし、おそらくそうした事も考慮したのだとは思いますが。
さて、もう一つこの調査に疑問があります。それは回答までに求めた時間です。
『あなたが一番尊敬する人はだれか?』
『今まであなたが見てきた中での一番のお薦めの映画は?』
『一番お薦めの音楽は?』
このような質問をされた時にすぐに答えることが出来ますか?私は迷ってしまいます。しばらくあれこれと考えなくてはしっかりとした答えが出せません。
それと同じように『一番恋人にしたい女性有名人は?』と聞かれても、迷ってしまいすぐには答えが出せません。
という事は、考える時間があまり無ければ、恋人にしたいというよりもむしろ、自分にとって印象の強い人が挙げられているのではないかと思います。そうしたことから、よくメディアや広告に登場している人が上位に上がっているのだと思いますが、仲間由紀恵、蛯原友里の名は始めて聞きましたし、長谷川京子、伊東美咲、加藤あい、長澤まさみの名は聞いた事がありますが何をしている人なのかは全く知りませんし、顔も知りません。
いかに私が世間を良く知らないか、示された気がします。

1位が上戸彩ですね。数年前に甲子園のポスターに採用されてJR名古屋駅に貼られているのを見て始めて彼女の事を知りました。当時はまだそんなに有名では無かったように感じますが、気が付けば、よくメディアに出るようになっていました。けれども、1位になったというのは、余程の何か影響があったのでしょうね。先日も紹介した客室乗務員を題材にしたドラマの主演が彼女だそうです。彼女が主演ということでますます話題を集め、ますます客室乗務員の志願者が増えそうですね、困ったなぁ。

『一番恋人にしたい女性有名人は?』と聞かれ私なら誰と答えるか。
いろいろ考えた(迷った)結果、荒川静香かなぁという結果に落ち着きました。

Saturday, June 24, 2006

16強

W杯1次リーグが全日程を終え、16強が確定しました。
アフリカからガーナ、アジア(太洋州)からオーストラリア、中南米からメキシコ、エクアドル、アルゼンチン、ブラジル。残りは全て欧州。日本の敗退に続いて韓国も決勝トーナメントに進出出来ませんでした。
先日も述べたよう、前回大会での韓国4位、日本ベスト16という結果を踏まえて今大会のアジア出場枠4.5を得ました。昨年アジア連盟に加盟したオーストラリアが決勝トーナメント進出を決めたとはいえ、他のアジア勢が皆、1次リーグ敗退というのは、次期大会の出場枠で大変不利になってしまいます。
オーストラリアの決勝リーグ初戦はイタリア。オーストラリアは私が想像していた以上に大変強いチームだと思います。イタリアも必死で戦いに来るでしょうが、ぜひオーストラリアにはアジア連盟の一員として、アジアの期待に答えて頂きたい。とても楽しみな試合だ。

韓国はトーゴに勝ち、フランスと引き分けて勝点4を挙げたものの決勝リーグに進出することは出来ませんでした。前回大会は日本、韓国共に地元での開催とあって、比較的有利に試合を進めることが出来、数字の上で好成績を挙げることが出来ました。しかし、今回は離れた欧州(ドイツ)での大会でした。欧州のチームのほとんどの選手は欧州のリーグで普段から試合をしていて、慣れた環境で試合をする事が出来ます。
しかし、日本や韓国にとっては欧州は慣れない地であり、そうした事も影響したのかもしれませんが、しかし、何よりも欧州とアジアのレベルの違いを感じされるものだったと思います。
韓国の選手にとって決勝リーグに行けなかった事による悔しさの他にもう一つ大きな重圧がかかっていました。それは兵役免除の問題です。1次リーグを突破すれば、選手に兵役免除が約束されていました。兵役はスポーツ選手の選手生命を大きく変えてしまいます。兵役は2年間という時間を束縛されます。2年という期間は大変長いもので、これによって満足いくトレーニングが出来ずにスポーツ選手として続けていくことが大変厳しくなってしまいます。日本の選手以上に韓国の選手たちは大きな重圧を背負っていただけにその悔しさも大変大きいものだと思います。韓国の代表選手には日本とは異なり20代前半の若手選手も含まれています。4年後がとても楽しみなチームだと思います。

一方、韓国と引き分けに終わったフランス。こちらは1次リーグ最終戦を白星で飾り決勝トーナメント進出を決めました。ご存知のよう、フランス代表の選手たちは他の欧州チームと大きく異なり、多くのアフリカ系移民の選手で構成されています。フランスは欧州の国でありながらアフリカ移民を積極的に受け入れており、ある意味でアフリカ選抜とも見る事が出来ます。アフリカ系選手たちの心境は大変複雑だと思いますが、こういった選手たちが活躍することで、フランスがいかに移民を受け入れているか、そしてアフリカが今どんな状態にあるのかを世界に知らせることが出来ます。
他の欧州チームと一風異なるフランス代表。そのパワーは98年仏大会で世界中に報道されましたが、2002年大会ではまさかの1次リーグ敗退。今W杯も私は応援していただけに大変心配しておりましたが、決勝リーグ進出を決めてくれてとても良かったです。

Friday, June 23, 2006

Cabin Crew

旅客機の客室乗務員を舞台にしたドラマが始まるそうだ。さて困ったな。この影響を受けて客室乗務員を志願するする人が増えないだろうか?
今までにも、キムタク主演のドラマにQueenの音楽が取り入れられたお陰でQueenが人気になったり、東大受験を題材にしたドラマのお陰で東大志願者数が増えたり、もちろんこれらに相互性があるとは断定出来ないが、こうした事実がある事は確だ。
しかし、いずれにせよ、客室乗務員という職種に就くハードルは高い。今日、新しく多くの空港が開港しており、需要のある職業として注目されているのかもしれません。日本(を初めアジア)の航空会社は女性のCAが多いがしかし、欧米では必ずしもそうではありません。以前私が乗ったオーストラリアの航空会社Qantas Airways Limitedは正確に人数を数えた訳ではないですが、乗務していたCAの半数程度は男性だったような印象を受けました。また、先日ANAに乗った際にも男性CAが1人乗務していました。かつて用いられたスチュワーデスという言葉は死語になりつつあります。今日は一般に客室乗務員、フライトアテンダント(FA)、キャビンアテンダント(CA)が用いられます。
客室乗務員に求められるものの一つに緊急時の対応があります。客室乗務員は同時に保安官としての任務が求められ、特に911テロ以降その需要は高まっています。そうした事から日本の航空会社でも男性客室乗務員が増えつつあるそうですが、いずれにせよ、日系であろうと外資系であろうと難関である事には変わりません。
まぁ、こんな理屈をたんたんと述べても客室乗務員になれる訳ではないので、世間の事に翻弄されずに、健康を維持し、勤勉に励み、高度な専門性を身に付けること。それが客室乗務員になる為の唯一の道ですね。

サウスアフリカ大会に向けて

先日、私が予想した通りブラジルとオーストラリアが決勝トーナメントへ進出しました。ブラジルはガーナと、オーストラリアはイタリアと対戦します。ガーナにとって決勝リーグ初戦の相手がブラジルというのは非常に厳しい試合となりそうです。
またイタリアは2002年W杯、決勝トーナメント初戦でサウスコリアに敗れまさかの敗退。その時のサウスコリア代表監督が現オーストラリア監督を務めるヒディンク監督です。4年の時を経て再びイタリア対ヒディンク監督の試合が行われます。何故こうも偶然が重なるのでしょうか?先日も述べたようヒディンク監督は2大会連続4強へとチームを導いており、今回も4強へ進む可能性は充分考えられます。
オーストラリア×イタリアの試合は大変興味深いものになりそうです。
オーストラリアは昨年、オセアニアサッカー連盟(Oceania Football Confederation)を脱退し、アジアサッカー連盟(Asian Football Confederation)に加盟しました。オーストラリアの活躍は次期W杯の出場枠にも絡んで来るので、その活躍に期待したいです。また現地時間の本日、決勝リーグ進出をかけて韓国×スイスの試合も行われます。日本、イラン、サウジアラビアとアジア勢は苦戦していますが、その分も是非韓国には頑張って頂きたい。でも、紳士的なプレーは忘れないようにして頂きたいですね。勝利の前にまずは人間であり、プロのサッカー選手なんだという認識を忘れないで頂きたい。トーゴ戦のようなブーイングをぶち掛けられる試合は勘弁して下さい。(対フランス戦は見てないので、どうだったのか知らないのですが。)

さて、1次リーグ敗退が決まった日本。次へ向けた準備は始まっています。2010年サウスアフリカ大会。当然の事ですが、W杯で好成績云々以前にまずはアジア予選を勝ち抜かねばなりません。アジア1次予選はまず問題ないと思いますが、怖いのがアジア2次(最終)予選。中国、韓国、北朝鮮、オーストラリア、イラン、イラク、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、カタールといった国に対して、アウェーであれば日本が敗れてもおかしくはありません。中でも怖いのは中国でしょうか、中国は着実に強化策を練っていますし、第一に日本の10倍もの人口を抱えていますから、人材もそれだけ豊富。オーストラリアもますます力を付けてくると思われますし。中東諸国は日本と天候が全く異なるので、アウェーの場合、日本はかなり不利になります。イラン、イラク等はもともとサッカー好きの国であり、国情が安定さえすれば、力を付けてくる可能性は充分あります。
そして問題はW杯のアジアからの出場枠です。今大会はアジア4.5+オセアニア0.5=5でしたので現状維持であれば出場枠は5となります。あるいはしかし、4.5となるかもしれません。いずれにせよしっかりと今から対策を取っておかねば、W杯出場すら出来ないという事にもなりかねません。
さて、メディアなどでも既に何度も取り上げられている今の日本代表の問題点が"高齢化"です。中田、川口、楢崎という仏大会以来の代表、日韓大会出場経験を持つ世代の選手になると更に割合が増えてきます。年齢で見ても中田は29歳ですし、最も若い茂庭でも24歳です。4年後の年齢はこの数字に4を足せば求まります。そうなれば、新しい世代の選手が必要ですが、今の10代後半から20台前半の選手達は誰もW杯をまだ経験したことがありません。今後どのように世代交代していくのかが重要な事になります。
併せて、監督が誰になるかです。ジーコ監督には賛否両論ありましたが、結局どうだったのか?私では判断できません。次の監督にだれが良いのか?上に上げたヒディンク監督、私はあまり好きになれません。彼はあまり紳士的なサッカーを好みませんし、それは日本のサッカーのスタイルに合わないと思うからです。
さて、そうした中、私の希望は現نادي الاتحاد(Al-Ittihad)監督であり、元セネガル代表監督のBruno Metsu氏です。彼は2002年W杯で初出場のセネガルを8強へと導き"セネガル旋風"を巻き起こしました。彼ならきっと上手くやってくれると思うのですが、どうでしょうか?

Thursday, June 22, 2006

République de Côte d'Ivoire

サッカーW杯でRépublique de Côte d'Ivoire(コートジボワール)が終焉の美を飾りました。
すでに1次リーグ敗退を決めているコートジボワールにとってこの大会最後の試合となった対セルビア・モンテネグロ戦。最後にアフリカ魂の底力を見せつけてくれました。
コートジボワールは4年前に活躍したセネガル同様、元フランスの植民地で一般にフランス語が公用語として用いられています。そして他のアフリカ諸国同様、複数の民族で構成された国家ゆえ内戦が絶えません。近年では1999年に軍事クーデターが起こり、その後も北部と南部との間で争いが絶えず、今日も日本の外務省はコートジボワールへの渡航勧告を発令しています。
そんなコートジボワールの選手、サポーターが望むもの。それは同じひとつの目標に向かって団結し、国がひとつにまとまって平和になること。W杯に出場できたことはひとつ大きな意味を持ちますし、そこで1勝出来たことはコートジボワール史に新たな1頁を刻みました。

ところで、コートジボワール紛争はそもそも誰に責任があるのでしょう。紛争の原因は異なる民族で国が構成されているということ、そして、高性能の武器を持っているという事。この2つが大きく挙げられます。
ではなぜ異なる民族で国が構成されているのか?
なぜ、高性能の武器を持っているのか?
それは、ヨーロッパ諸国が自分の都合で勝手に線を引いて植民地を設け、植民地を他の国に取られるよう軍隊を配置し、大量に武器が流入した。という事です。ですので、こうした、アフリカの至る所で起こる内戦、そして大量難民の発生と、食糧不足。これらはかつてのヨーロッパ諸国が犯してきた遺産なのです。

Wednesday, June 21, 2006

トリニダード

パラグアイに0-2で敗れました。今大会、パラグアイは調子がよく無いようだったので、きっと勝ってくれるだろうと期待していましたが、やはり初出場では難しいのですね。
でもしかし、トリニダードトバコは人口僅か100万人程度の小さな国です。そこからW杯に出場してスウェーデンと引き分けた。これからがとても楽しみですね。
パラグアイはかつてチラベルトなどの選手を送り出しており、またフランス大会、日韓大会共に決勝リーグに進出していただけに残念な結果でした。

Monday, June 19, 2006

日本語は難しい?

あのおじさん、とてもこわそうな顔してるよ。
あの先生すごくこわい人だよ。

昨日、うれしい事があったんだ。
あの子、うれしそうな顔してるね。

上に挙げた4つの文。形容詞の語幹"こわ"、"うれし"に"そうな"をつける事によって推定の意味が加わります。ネイティブの日本人であれば誰もが簡単に理解できる構文だと思いますが、さてでは下記の文章はどうでしょう?

隣の席にかわいい子が座った。
隣の席にかわいそうな子が座った。

あれ?!なんかおかしい?!
やっぱり日本語って難しい。

Sunday, June 18, 2006

ガーナ

ガーナが勝ちました。私はアジア、アフリカ勢を応援しているのですが、やはり欧米勢に比べて歴史が浅いからか、なかなかよい結果を出せていません。
そんななか、ガーナ×チェコの試合でガーナが勝ったことはアジア、アフリカ勢全体に勇気を与えたといっても過言ではないでしょう。今W杯での、アジア、アフリカ勢×欧米勢の試合ではこれが意外にも初の白星です。
おそらく、ガーナは米国にも勝てると思います。決勝リーグに進出しすこしでも勝ち進んで欲しいです。そして、2010年サウスアフリカ大会へ向けて大きな一歩となって欲しいです。

Saturday, June 17, 2006

Србија и Црна Гора

今回のWカップにはСрбија и Црна Гора"という国が出場している。日本では一般に"セルビア・モンテネグロ"と表記される。この国名、今回初めて聞いた。つい先日、モンテネグロ共和国が独立宣言したからそれに伴い一般に"Југославија"と呼ばれたその呼び名を便宜上、急遽変更したのかと思っていたら、なんと3年も昔に国名変更してたのですね。新聞などはよく読んでいますが3年間もこの国名変更を知らなかったとは恥ずかしい限りです。
Казахстан(カザフスタン)の首都は"Астана(アスタナ)"であることは今日常識ですが、変更後4年くらいの間、首都は"Алматы(アルマトイ)"と思っていた私が、その事実を知ったときにも大変恥ずかしい気持ちでした。
ザイールがコンゴに国名を変更したことや、東ティモールの独立、スイスの国連加盟など、世界はどんどん動いているので、こまめに新聞や報道を確認しておかないと、すぐに世の中の話についていけなくなってしまいますね。

さて、ところでセルビア・モンテネグロ、既にこの国は存在していません。セルビアとモンテネグロに分裂しました。2002年当時はユーゴスラビアという国名でしたから、セルビア・モンテネグロでの出場は今回が最初で最後となります。もちろん、今後もセルビア、モンテネグロそれぞれの国代表として選手はやっていく訳ですが。思えば、クロアチアも旧ユーゴスラビアを構成していたし、1984年サラエボ冬季オリンピックも旧ユーゴスラビアを構成したボスニア・ヘルツェコビナ。独立国家を持つのはまさに民族の誇りですが、それまでの経緯を思うと心が痛みます。

Friday, June 16, 2006

値下げ

名古屋鉄道が一部区間値下げに踏み切るそうです(こちら参照)。
瀬戸線は私は乗った事ありませんので分かりませんが、豊田線は三好ヶ丘に行く用事があった時に一度利用したことがあります。赤池から三好ヶ丘までは乗っている時間は10分でしたが、乗り越し清算をすると赤池から三好ヶ丘まで380円請求されたのには驚きました。経由ボタンを間違えたかと疑ったほどです。
こんなに高くては、車社会の愛知県、一体だれが利用するというのか。
誰も利用しない→赤字→値上げ→ますます誰も利用しない
といった悪循環です。
さて、今回の値下げにより赤池⇔豊田市が500円→450円と50円の値下げになりますが、それでも地下鉄の上小田井⇔赤池が320円である事などと比べるとまだまだ割高感である気がします。
ところで、万博会期中、植田や鶴里などの地下鉄駅から赤池、豊田市、愛環新豊田、万博八草、リニモ万博八草、の各駅を経由して万博に行くという人がいました。
藤ヶ丘の混雑状況を考えて迂回したということかもしれませんが、それにしても地下鉄、名鉄、愛環、リニモつという4つの別会社を経由すると、運賃、時間とも相当なものになってしまいますよ。 藤ヶ丘を避けるのであれば、せめて大曽根、高蔵寺経由ですね。
あぁ、そういえば、名鉄の東岡崎から豊橋、JR豊橋、岡崎、愛環岡崎、万博八草という経路で来た人もいました。愛環の駅で名鉄の切符を出して、清算と言われては流石に驚かされました。

Thursday, June 15, 2006

韓国代表

今ワールドカップでのアジア、アフリカ勢のこれまでの成績は、韓国が1勝、サウジアラビア、チュニジアが1分(サウジ、チュニジアの直接対決)を除いては全て★スタートとなっています。
これまでの試合結果を見ても、サッカー先進国である、欧州と南米が順当に勝っていて、4年前の日韓大会で見られたサプライズは少ないように感じます。

そんななか健闘しているのがTrinidad und Tobago。この国は、カリブに浮かぶ中米の国ですが、人口の約半分が、アフリカ系住民で構成されています。そして対スウェーデン戦で0-0と健闘しました。これが唯一のサプライズではないでしょうか。

強いチームが順当に勝って行っても、マニュアル通りの展開になってしまい面白くありません。弱いチームが強いチームに勝ってこそ、新たな歴史が生まれます。
だから、アジア、アフリカ勢には頑張って欲しいだけに残念です。

さて、韓国×トーゴの試合。
アジアもアフリカも応援する私にとって、複雑な心境でした。結果は韓国が2-1で勝利でしたが、トーゴにとってはJean Paul Abaloの退場が痛手だったと思います。
ところで私は韓国の戦い方にはやや疑問を感じました。サッカーというスポーツは実際のところかなり厭らしいスポーツで、審判にばれなければどんな事をしてもいいというのは事実です。服を引っ張り合ったりだとかよくある話です。審判の誤審も度々問題になりますが、いかに公平に審判をするか、これは非常に大切な事で、審判の判定の仕方次第で試合結果が変わることもあります。
さて、ルール違反でなければ当然、反則にはなりません。では、ルール違反さえしなければ何をしても良いのでしょうか?お互い人間であり、互いの人権は尊重しなければなりません。またプロのサッカー選手として、いかなる時でも常にゴールを狙うのは当然の気持ちとして持っていなくてはなりません。
私が韓国代表に対して嫌悪感を抱いたのは後半ロスタイムです。
韓国側がゴールの近くからFKのチャンスを得ました。韓国はこの時1点先制の状態で、ここで追加点を挙げれば勝利は確実です。当然、ゴールを狙うものと私は思いましたし、トーゴの選手達にとってはこれ以上の追加点は致命的ですので、全員がゴールに戻りました。
ところで、韓国はなかなかボールを蹴りません。審判に注意され、ようやくボールを蹴りました。時間稼ぎという魂胆が丸見えで見ていてとても厭らしかったです。
下手をすればカードを貰うハメになっていたの思いますが、どうしてそういう厭らしいことをするのか私には理解できません。トーゴ側としては少しでも早くボールを取り返して、同点に追いつこうとしている中で、相手を苛立たせる時間稼ぎをするというのは、相手の人権を無視しているようにすら感じます。
さて、まだ続きがあります。ボールを蹴って、当然ゴールを狙うと思ったのですが、違いました。ゴールは狙わずに味方陣地にボールを返したのです。もちろんFKはゴールを狙わないといけないなんてルールは無いので、ルール違反にはなりませんが、ゴールを狙うというのは、プロ選手として当然の使命。それを怠るとはどんな精神をしているのか理解できません。当然、トーゴサポーターからはブーイングの嵐です。
これまで私は韓国代表に期待していただけに、裏切られた気分です。

実は過去にもそんな事例があります。
いつだったかは忘れましたが2,3年前の日韓戦(たしか親善試合)でした。韓国が1点リードしていた後半ロスタイム。韓国側が選手交代をしました。選手交代の場合、選手は走ってピッチを去り、入れ替わります。交代時に走らねばならないとルールで定められているのかは知りませんが、怪我をしていて走ることが出来ない等の理由があるとき以外は基本的に皆、走ってピッチを去ります。
ところがこの時の韓国の選手は違いました。とてもわざとらしくゆっくりと歩きながらピッチを去るのです。流石にイエローカードが出ましたが、それに構う事なく、ゆっくりと歩き続けピッチをさりました。もう1枚カードを出して退場にしてやってもいいのではと私は思いましたが、流石にそこまではしませんでした。
そして、その試合は韓国のホーム試合でしたから、韓国サポーターからは大歓声。私はとても不快でしたし、また違和感を感じました。
日本が先制していて、後半ロスタイム。同じような状況で、日本の選手達はこうした行動をとるでしょうか?またサポーターをそれを支持するでしょうか?

日本と韓国は隣同士の国ですが、そこには大きな文化の違いがあるようです。

Wednesday, June 14, 2006

豪州戦を振り返って

豪州戦を見ていて、私は2000年シドニーオリンピックの日本対米国の試合を思い出しました。この試合、日本が先制していたものの、終了間近、米国にPkを与えてしまい、同点に追いつかれた。そして延長戦でも決着が着かず、PK戦で両チーム10人の内中田英寿のみがPKを外してしまい、日本は敗退しました。当時の日本のメディアは中田がPKを外してが故に日本が敗れたのだと盛んに報道しました。
たしかに、中田が外さなければ、日本が勝っていたのかもしれません。しかし、問題はそれではなく、終了間近に同点に追いつかれたという事です。日本は守りきることが出来ませんでした。

そして先日の豪州戦もまた同じ悪魔の繰り返しです。
終盤に同点に追いつかれ負けてしまう、という試合展開は見ていてもっとも気分を悪くさせます。

もうひとつ、それは誰もが忘れられない、そして今日の日本サッカーの原点ともいえるであろう、それはドーハの悲劇。
昔から、日本は先制点を守りきるという守備が苦手ななのでしょうか。

Tuesday, June 13, 2006

サッカー

既に何度も報道されているよう、日本が負けました。
やはりGuus Hiddink監督の采配の良さが豪州勝利の最大の理由だと思います。これでもう、日本は決勝リーグ進出の可能性は0に等しくなりました。次のクロアチア戦ではしかし、新たな気持ちで臨んで欲しいです。豪州には是非とも、決勝リーグで日本の分も頑張って欲しいです。
と、言ってまだ、豪州が決勝リーグに行けると決まったわけでは無いですが。
しかし、日本が決勝リーグに行くには、豪州が残り2敗して、日本がクロアチアに3-0で勝つか、2-0以下かつブラジルと引き分ける必要があります。豪州がクロアチアに勝った時点で全ては終わりです。
最も、ブラジル、リーグ戦敗退というサプライズが起これば話しは別ですが。今回のW杯はブラジルと同組に入ったという時点でクジ運が悪かったです。
今日は韓国戦ですね。イラン、日本と負けが続いているので、韓国には是非頑張って頂きたい。

Monday, June 12, 2006

Es gibt keine Kängurus im Österreich.

さて、まもなく日本×豪州の試合が始まります。正直どちらが勝つか分かりません。けれども恐らく言える事はこの勝者のみがブラジルと共に決勝リーグに進出出来ると言う事です。引分けなら両チームとも無理です。
日本は3大会連続出場で豪州に比べて実績はありますし、普通に考えれば日本が勝つと思います。しかし前回大会で韓国が4強に進む事は多くの人が想定していませんでした。また8年前の仏大会で和蘭は4強に進んでいます。そして今回の豪州、いずれもGuus Hiddink監督が指揮を取っています。そして南米強豪国ウルグアイを破って32年ぶりに出場という経歴を経ての本大会出場です。
正直怖いですね。

さて、私は豪州には一度だけ行った事があります。昨年、万博会期中の8月です。豪州はとても広々としていて、とても温かい人が多く、穏やかな印象を受けました。スポーツはとても盛んですが、サッカーはそれほど人気でもないようです。

ところでタイトルの
"Es gibt keine Kängurus im Österreich."
当たり前ですね。オーストラリアとオーストリア、Australia and Austria。
確かに間違えやすいですがドイツ語表記ではAustralien und Österreichとなるので間違えることは稀です。ドイツ語では"東"を"Osten"といい、この国名も"東の帝国"というのが本来の意味です。

Sunday, June 11, 2006

Konungariket Sverige

2002年ワールドカップでスウェーデンはセネガルに1-2で敗れた。これによってセネガルがベスト8に進出しセネガル旋風を巻き起こした。
スウェーデンはアフリカ勢が苦手なのか?
しかし、その前にナイジェリア相手に2-1でスウェーデンは勝っている。
ナイジェリアに勝って、セネガルに負けたその原因は何か?
その一つに試合会場の環境が挙げられる。
対セネガル戦の会場は大分。20の試合会場のうち、最も南に位置していて大変暖かい所。試合中、セネガルの選手達は平気そうにしている一方でスウェーデンの選手は試合が中断するたびに水を飲みに行く姿が印象に残っている。それもそうだろう。スウェーデンと言えば代表的な北欧の国。暑さに慣れていないのだろう。

さて日本時間の今朝未明に行われたサッカー先進国スウェーデン×カリブに浮かぶ初出場のトリニダードトバコ。スウェーデン優勢との意見が主流で当然だと思うがしかしながら結果は0-0。ここにもやはり暑さが影響していたのだろう。

Saturday, June 10, 2006

FIFA Weltmeisterschaft 2006

Weltmeisterschaft 2006が始まりました。開幕戦、見ていると時間が遅くなるので見ないつもりだったのですが、結局最後まで見てしまいました。
直前の日本との調整試合で何とも歯切れの悪い印象を与えたドイツ代表。4年前の開幕戦でフランスが敗北という波乱もあり、何が起こるか分からない開幕戦。正直心配していましたが、まぁまぁの結果だったと言えるでしょう、Deutschlandにとって。

しかし、Costa Ricaも大変健闘したと思います。初戦黒星というのは、どのチームにとっても大変きつい結果となりますが、最善を尽くしてほしいと思います。

Gruppe Aもう一試合のEcuador×Polenは2-0でEcuadorが勝ちました。
Deutschlandはホスト国として当然の責任として決勝リーグに行かねばなりませんから、残り1枠を他の3ヶ国が競うことになる訳ですが、今後どのように試合が展開していくのか楽しみですね。Gruppe A残り4試合は14,15,20日にそれぞれ開催されます(現地時間)。

Friday, June 09, 2006

الإمارات

Emirates Airlineが6月より中部⇔ドバイ間の運行を始めました。
実はこれまで、中部空港から中東、南アジアへの直行便はありませんでした。ドバイ便就航には単にドバイへの直行便が出来たという以上に大きな意味を持ちます。
一般に日本から欧州へ行く際には"北周り"、"南回り"という二つのルートがあります。
例えば成田からローマへ行く際に、成田→ミュンヘン→ローマというルートを北周り、成田→デリー→ローマというルートを南回りと呼びます。
一般に北周りは航空運賃が高くサービスが良い、南回りは安いがその分、サービスも悪い。また治安上安全とも言えない。というそれぞれメリット、デメリットがあります。まぁ、昔の話ですの、今はどうか知りませんが。
さて、ところでこれまで中部空港からはバンコク、クアラルンプール、シンガポールといった東南アジアには多くの便が就航している一方、欧州へはわずかにパリ、フランクフルト、ヘルシンキの3都市しかありません。
ですので、これまで名古屋から欧州に行く際には北周りルートに限定されていました。ドバイ便就航によって、これら南周りでの欧州に行くことが可能になります。これが中部空港のより活性化に繋がってほしいと思います。

Thursday, June 08, 2006

N700

N700が報道公開されました。時代の流れを感じさせます。というのもこの車両、全車禁煙車両。一昔前、私が小学生だった頃(90年代始め)は喫煙車両が当たり前で、タバコを吸わない者は肩身の狭い思いをさせられたものです。だいたい信じられないのが、当時はまだ、新幹線の乗車券を購入するには、自動券売機なんてのは無く、全て窓口での購入でしたが、
”新神戸まで子供1枚指定席”
と言えば必ず喫煙車両の切符をくれました。その為、いつも親に、
”禁煙って言うの忘れないように”
と念押しされたものです。

Wednesday, June 07, 2006

Преступление и наказание

Достоевский著の"Преступление и наказание"を最近読み始めた。
独訳タイトル"Verbrechen und Strafe"、日本では一般に"罪と罰"と翻訳されている作品だ。
Ф.Достоевскийは1821年にМоскваで生まれた。そしてこの作品は1866年頃に書かれた。およそ140年前。
しかしながら、夏目漱石や森鴎外など多くの明治の日本の作家達もこの時代であり、決して古いというものでもないと思う。
大学生Raskolnikov"一つの微細な罪悪は百の善行に償われる"という理論の元に高利貸しの老婆を殺害するものの偶然居合わせた妹までも殺してしまい、罪の意識に脅え、という話。大変分かりやすいストーリーで、これまでロシア文学と聞くと崇高で難解なイメージを抱いてきたが、案外取っ付きやすい感じだ。
ロシア文学と言えば、他にもそるジェニーツィンやトルストイなど多くの作家がいるが、どれもこれも読んでみようと思いながら、なかなか読めていない。

Tuesday, June 06, 2006

Mindi Abair

先日、アメリカの某ラジオを聴いていたらインストゥルメンタルな音楽が流れていた。
インストゥルメンタルの厳密な定義は良く分からないが、とにかくクラシック音楽とは雰囲気が違う。
たとえばBeatlesのMagical Mystery Tourに収録されている"Flying"やSantanaのギターソロなどはとても好きだ。
けれど、先日聞いた音楽はBeatlesやSantanaとはまた雰囲気が異なる。
Jazzに分類される音楽だった。
Mindi Abairというサックス奏者でもともとBackStreet Boysなどのバックバンドとして演奏していたそうだ。

で、彼女の最新アルバムがこちら↓



彼女の公式サイトでも視聴できるが、私がこれまでに聞いてきたどの音楽のジャンルとも異なり大変新鮮であった。

Saturday, June 03, 2006

山王駅

名古屋鉄道本線山王駅で5/11に続いて6/2にも人身事故が発生しました。
6/2の事故は自殺だったそうです。しかし、朝の9時と言えばラッシュのピークは過ぎたというものの、まだ混雑した時間帯です。そんな時間に飛び込み自殺なんかしたら、他の人にどれだけ迷惑をかけるのか。その辺りをもう少し考えて飛び込み自殺なんて事を思いとどまって欲しいものです。

山王駅は普通しか止まらない駅ですが、名鉄名古屋駅、金山駅という主要な駅に挟まており、また以前は中日ドラゴンズの本拠地、ナゴヤ球場の最寄駅として多くの人に利用されていました。
今、平日の平均乗降者数が何人なのか気になったのですが、調べたけど分かんねぇ。まぁいいや。
さて、その山王駅で人身事故が発生し不通になれば、とたんに名鉄は機能しなくなってしまいます。
まず、JRとの競合線、岐阜⇔豊橋間を走る名鉄本線は機能しなくなります。そして、名鉄名古屋⇔中部国際空港間を結ぶ空港線も機能しなくなります。そして、電車が進まないことには後から続く列車も進むことが出来ず結果的に名鉄前線の麻痺に繋がります。
この被害総額は一体いくらになるのだろう?恐ろしい限り。
鉄道は公共交通機関であり、その機関の麻痺は社会全体の麻痺に繋がります。
鉄道に飛び込むなんて事は思い留まってもらいたいです。

Friday, June 02, 2006

困った人

カウンター1200を越えました。1200踏んだのは私自身です。
さて、私は今、地元の公民館で開かれている某市民講座を受講いるのですが、その講座は平日の昼間とあって大半が主婦の方々だが、一人、おそらく70を超えているであろうおじいさんが受講しています。
先日、そのおじいさん、どこかに旅行に行ってきたとかで、その写真を皆に見せたいと言ってきた。そして、講師の先生に断った上で授業の最後に写真を見せてくれました。
しかしね、私達は講師の先生の話を聞きに来ているのであって、別にあなたの自慢話を聞きに来ている訳では無いんですよ。
しかし、年寄りで、最年長なので、他の受講生もそれを注意しづらいのか、黙って聞いていて、おそらく本人は何も気付いていない。

そんな自分だけの世界に入ってしまう人にならない、気を付けたいです。
幸い、まだ私は若いので、そうした行動に出てしまった時に、人生の先輩方から注意をして頂ける事もあります。注意を受けた時は、素直にそれを受け入れ、改善させていこうと思います。

Thursday, June 01, 2006

眠い

近頃、自らを鍛える為、睡眠時間1日4時間で眠気に打ち勝つ試練を与えているのですが、なかなか上手く行きません。
昨日はサッカーを見る為に朝6時に起きたものの、サッカーが終わったら再び眠気に襲われ30分だけ寝ようと決めベッドに入ったら結局10時半まで寝てしまった。ただそのお陰で体調は万全になったのですが。今日も電車の中で本を読んでいたら眠気に襲われ眠ってしまったし。
眠気に打ち勝つだけの気力を得るのはなかなか簡単には行きませんね。
これから夏に向けて徐々に朝方の生活に切り替えていこうと思っています。

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