Thursday, March 23, 2006

踏切事故

JR東海の踏切では遮断機が故障した際、”こしょう”と表示される。
”こしょう”と表示されることで、利用者に他の踏切への迂回や、こしょうの通報をしてもらえるから、このシステムを変更する予定は無いとJR東海は説明している。彼らのこの説明だけを聞けば確かに最もだと思う。

通常、遮断機が下りているという事は、直に電車が来ることを意味する。
ところが故障の表示が出ているという事はつまり、遮断機が故障している、つまり電車が来る来ないは関係が無いという事だ。勿論、絶対に電車が来ない訳ではない。しかし、絶対来るわけでも無い。
ならば、左右の安全を確認した上で踏切を渡る人が出てくることは容易に予想が出来る?

遮断機が下りているときに踏切を渡ってはいけない。これは自分の身を守る上で常識だろう。いくら”こしょう”表示が出ていたからといって、下りている遮断機を潜って渡って、電車に轢かれ死のうが、自己責任かもしれない。しかし踏切事故は自己責任だけで済まされる問題ではない。人身事故が起これば、警察による現場検証が済むまで電車は発車することが出来ず、そうなれば電車ダイヤの乱れにより実に多くの乗客が被害を受ける。私の経験によれば、人身事故が発生してから運転再開まで1時間は最低見ておかねばならない。
この様な事故、被害を防ぐため、今後”こしょう”表示は廃止すべきだろう。

余談だが、高蔵寺、岡崎間を結ぶ愛知環状鉄道は今まで1度たりとも踏切事故を起こしたことの無い鉄道会社である。
それもそのはず、愛知環状鉄道には踏切が1つも無い。
当然だがまた新幹線も踏切事故は一度たりとも起こしたことが無い。なぜなら踏切が無いから。
山形新幹線、秋田新幹線等の、在来線との共有区間に関しては私は知りませんが。

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