Monday, May 15, 2006

made in japan by brazilian

日本国ブラジル人製
敢えて日本語に訳すとこの様になるだろう。
一般にmade in Japanと言えば、日本で作られた商品を指す。
made in Brazilであれば、ブラジルで作られた商品を指す。
ではmade in Japan by Brazilianとは何か?
日本の工場でブラジル人労働者が作った商品、である。

日本の人口は将来的に減少することが見込まれており、今後ますます高齢化社会が進んでいく。つまり若い働き盛りの人が少なくなり労働者層が減少していく。
また、企業はより効率の良い生産、より良い利益を得る為、低賃金で真面目に働く労働者を求める。
こうした中でいわゆる出稼ぎ外国人労働者の需要は大変多くなっている。
そして既に、出稼ぎ労働者の間にも『勝ち組』『負け組』という2極化が生まれている。初めは数年日本に住んで母国に戻るつもりだった人達が、いつしか日本に家を構え永住を決めた。もはや『出稼ぎ』ではなく『移住』である。

しかしながら移民が皆、勝ち組にはなれない。大半の人は負け組となってしまう。負け組は所得が少なく、貧しい暮らしを余儀なくされる。そうした人々が多く住む地区はスラム化して犯罪が起こる。人々はそこに近寄らない。という悪循環。
こうした、治安の悪化に繋がらないように日本は何らかの対策を練らなければならない。
それはしかし、移民の規制ではない。大切なのは、どう移民を受け入れるか、どう移民の2極化を避けるか、である。
移民を受け入れなければ、日本は将来、国家として機能しなくなるのは明らかである。

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