Friday, June 23, 2006

サウスアフリカ大会に向けて

先日、私が予想した通りブラジルとオーストラリアが決勝トーナメントへ進出しました。ブラジルはガーナと、オーストラリアはイタリアと対戦します。ガーナにとって決勝リーグ初戦の相手がブラジルというのは非常に厳しい試合となりそうです。
またイタリアは2002年W杯、決勝トーナメント初戦でサウスコリアに敗れまさかの敗退。その時のサウスコリア代表監督が現オーストラリア監督を務めるヒディンク監督です。4年の時を経て再びイタリア対ヒディンク監督の試合が行われます。何故こうも偶然が重なるのでしょうか?先日も述べたようヒディンク監督は2大会連続4強へとチームを導いており、今回も4強へ進む可能性は充分考えられます。
オーストラリア×イタリアの試合は大変興味深いものになりそうです。
オーストラリアは昨年、オセアニアサッカー連盟(Oceania Football Confederation)を脱退し、アジアサッカー連盟(Asian Football Confederation)に加盟しました。オーストラリアの活躍は次期W杯の出場枠にも絡んで来るので、その活躍に期待したいです。また現地時間の本日、決勝リーグ進出をかけて韓国×スイスの試合も行われます。日本、イラン、サウジアラビアとアジア勢は苦戦していますが、その分も是非韓国には頑張って頂きたい。でも、紳士的なプレーは忘れないようにして頂きたいですね。勝利の前にまずは人間であり、プロのサッカー選手なんだという認識を忘れないで頂きたい。トーゴ戦のようなブーイングをぶち掛けられる試合は勘弁して下さい。(対フランス戦は見てないので、どうだったのか知らないのですが。)

さて、1次リーグ敗退が決まった日本。次へ向けた準備は始まっています。2010年サウスアフリカ大会。当然の事ですが、W杯で好成績云々以前にまずはアジア予選を勝ち抜かねばなりません。アジア1次予選はまず問題ないと思いますが、怖いのがアジア2次(最終)予選。中国、韓国、北朝鮮、オーストラリア、イラン、イラク、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、カタールといった国に対して、アウェーであれば日本が敗れてもおかしくはありません。中でも怖いのは中国でしょうか、中国は着実に強化策を練っていますし、第一に日本の10倍もの人口を抱えていますから、人材もそれだけ豊富。オーストラリアもますます力を付けてくると思われますし。中東諸国は日本と天候が全く異なるので、アウェーの場合、日本はかなり不利になります。イラン、イラク等はもともとサッカー好きの国であり、国情が安定さえすれば、力を付けてくる可能性は充分あります。
そして問題はW杯のアジアからの出場枠です。今大会はアジア4.5+オセアニア0.5=5でしたので現状維持であれば出場枠は5となります。あるいはしかし、4.5となるかもしれません。いずれにせよしっかりと今から対策を取っておかねば、W杯出場すら出来ないという事にもなりかねません。
さて、メディアなどでも既に何度も取り上げられている今の日本代表の問題点が"高齢化"です。中田、川口、楢崎という仏大会以来の代表、日韓大会出場経験を持つ世代の選手になると更に割合が増えてきます。年齢で見ても中田は29歳ですし、最も若い茂庭でも24歳です。4年後の年齢はこの数字に4を足せば求まります。そうなれば、新しい世代の選手が必要ですが、今の10代後半から20台前半の選手達は誰もW杯をまだ経験したことがありません。今後どのように世代交代していくのかが重要な事になります。
併せて、監督が誰になるかです。ジーコ監督には賛否両論ありましたが、結局どうだったのか?私では判断できません。次の監督にだれが良いのか?上に上げたヒディンク監督、私はあまり好きになれません。彼はあまり紳士的なサッカーを好みませんし、それは日本のサッカーのスタイルに合わないと思うからです。
さて、そうした中、私の希望は現نادي الاتحاد(Al-Ittihad)監督であり、元セネガル代表監督のBruno Metsu氏です。彼は2002年W杯で初出場のセネガルを8強へと導き"セネガル旋風"を巻き起こしました。彼ならきっと上手くやってくれると思うのですが、どうでしょうか?

Comments: Post a Comment



<< Home

This page is powered by Blogger. Isn't yours?