Thursday, June 22, 2006

République de Côte d'Ivoire

サッカーW杯でRépublique de Côte d'Ivoire(コートジボワール)が終焉の美を飾りました。
すでに1次リーグ敗退を決めているコートジボワールにとってこの大会最後の試合となった対セルビア・モンテネグロ戦。最後にアフリカ魂の底力を見せつけてくれました。
コートジボワールは4年前に活躍したセネガル同様、元フランスの植民地で一般にフランス語が公用語として用いられています。そして他のアフリカ諸国同様、複数の民族で構成された国家ゆえ内戦が絶えません。近年では1999年に軍事クーデターが起こり、その後も北部と南部との間で争いが絶えず、今日も日本の外務省はコートジボワールへの渡航勧告を発令しています。
そんなコートジボワールの選手、サポーターが望むもの。それは同じひとつの目標に向かって団結し、国がひとつにまとまって平和になること。W杯に出場できたことはひとつ大きな意味を持ちますし、そこで1勝出来たことはコートジボワール史に新たな1頁を刻みました。

ところで、コートジボワール紛争はそもそも誰に責任があるのでしょう。紛争の原因は異なる民族で国が構成されているということ、そして、高性能の武器を持っているという事。この2つが大きく挙げられます。
ではなぜ異なる民族で国が構成されているのか?
なぜ、高性能の武器を持っているのか?
それは、ヨーロッパ諸国が自分の都合で勝手に線を引いて植民地を設け、植民地を他の国に取られるよう軍隊を配置し、大量に武器が流入した。という事です。ですので、こうした、アフリカの至る所で起こる内戦、そして大量難民の発生と、食糧不足。これらはかつてのヨーロッパ諸国が犯してきた遺産なのです。

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