Monday, June 26, 2006

Schindler

Schindler社製のエレベーターで死亡事故が起こり、Schindler社の責任が問われています。
先日Schindlerの日本法人ケン・スミス社長が英語で会見を行いました。なぜ英語で?日本で日本人向けに商品を提供している日本の会社が、多くの日本人にとって母国語する日本語でなく、多くの日本人にとって日本語に比べ理解するのが難しい英語で会見をするのか?
日本の企業が外国で日本語で会見をしたらどのように受け止められるかを考えた時これはとてもおかしい事です。

さて、Schindlerは通常カナ表記で"シンドラー"と記しますが、しかしこれを英語読みすればスチンドラーとなります。schiがなぜスチでなく、シになるのでしょうか?
例えばschoolはスクールとよみ、ソールとかショールとは読みません。
実はSchindlerは英語読みでは無くドイツ語読みなのです。ドイツ語ではschをシュと読みますのでこの場合シンドラーで正解です。そう、Schindler社はスイスに本部を置くドイツ語系の企業なのです。
では、なぜドイツ語で会見をしなかったのか?ドイツ語は多くの日本人にとって英語以上に理解できる人が少ない。かと言って、日本語ではSchindler社側がうまく自分の意思を表現できない。そこで英語での会見が無難だろうという結論なのでしょうか。
今日、やはり世界共通語は英語なのかと改めて思い知らされました。

今日、日本では英語教育が大変なブームとなっています。しかし、多くの外国人が母国語に誇りを持っているように、日本人ももっと自国の言語に誇りを持つべきだと思います。

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