Tuesday, July 04, 2006

中田英寿

サッカー日本代表の中田英寿が引退を表明した。とても信じる事が出来ない。ジダン、カフー、カーン等が30を裕に超えているのに今日尚現役である。日本の選手で見ても、カズ、中山、秋田等、30を越えても尚活躍する選手は大勢いる。
かつて元日本代表、呂比須ワグナーが引退を表明した際にも私はとても驚き、また残念だった。彼も今の中田と同じ29歳だった。
しかし、今の中田は呂比須とは違う。呂比須は仏W杯以降、代表入りの機会が殆ど無く所属チームもJ2。彼とは環境が違った。
中田はプロのサッカー選手を辞めて一体何をするというのか?ベッカムが噂されるような、ハリウッドスターにでもなるというのか?将来的に指導者を考えているのなら、選手としてまだまだ経験を積まねばならないと思う。
確かに彼は日本代表として充分に仕事をこなして来た。だが、しかし、彼にはまだ一つ済ませていない仕事が残っている。彼はJリーグの発展に何ら貢献していない。以前はベルマーレ平塚でプレーしていたが、仏杯を機にイタリアへ渡り、昨年はイギリスに移籍した。そう、彼はJリーガーとしてJリーグに貢献を殆どしていない。98年以前の平塚時代は10代であり、世界の舞台に立つ前の成長の場でしか無かった。
02年日本代表秋田は今、出身地である愛知県に戻り名古屋グランパスエイトで現役選手としてプレーしている。私は、Jリーグで特に贔屓するチームは無いが、グランパスは地元という事もあり、応援している。秋田がグランパスに移籍が決まった時はとても嬉しかった。
さて、今日Jリーグは大変チーム数が増えており、負けるとJ2に降格し、降格したら良いスポンサーが付かなくなる。そして経営が難しくなりよい選手を手放なざるを得なくなるなど、経営者の側からすれば非常に厳しいものである。そんな中苦しむチームの一つにヴァンフォーレ甲府がある。昨シーズンまではJ2に所属していたが、今期はJ1に昇格した。
さて、ところで中田の出身地はこの山梨県である。そして今、ヴァンフォーレ甲府 はJ1維持に向けて大変苦しい状態にある。
現役引退をする前に、Jリーグの発展のため、故郷のチームの為に最後に一仕事するべきである。

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