Wednesday, July 05, 2006

戦争が始まるのか

北朝鮮が遂にミサイルを発射しました。それも6本(今、現在)。実は、ミサイルを発射する事は北にとってなんら利益をもたらしません。これらは威嚇においてこそ威力を発していたのです。
”経済制裁の解除をしないのであれば、ミサイルを発射する準備がある。”
と日本や米国に対して警告する為に大きな意味を持っていました。そして
しかし、発射してしまった以上、もはやなす術はありません。日本、アメリカ、そして世界は北朝鮮に対し厳しく対処しなければなりません。
ブッシュ大統領も既にこれは”国際社会への挑戦”との認識を示しています。朝鮮日報によれば、すでにアメリカは北朝鮮への攻撃を示唆しています。
北朝鮮がアメリカに攻撃されたらどうなるでしょうか。それは北朝鮮の滅亡を意味し、結果的に南北統一に繋がるのでしょうか。これを機に朝鮮半島が平和的に統一される事を祈るばかりです。

ところで今回のミサイル発射、着弾点は日本海新潟沖、稚内南西等と報道されていますが、日本よりむしろロシア沿海州沖と認識できると思います。これはロシア船籍の船舶等に被害が及ぶ事態もそうていされます。ロシアではどのように報道されているのでしょう。ITAR-TASS通信は今のところワシントンからの報道以外これといった報道はなされていませんし、またロシアの大手インターネットサイトKM.RUもアメリカからの報道という形で報道のみとなっています。しかし、15日からサンクトペテルブルグで主要国首脳会議が開かれる事もあり、ロシア政府の今後の動きに注目したいです。

Comments:
アメリカが北朝鮮と戦争をする可能性はほとんどないと思います。
 アメリカが戦争をする場合は、(1)その戦争をすることでアメリカに多大な利益が出る場合、または(2)兵器更新の時期に軍需産業の強い圧力でやむなく戦争をする場合、の2つが考えられますが、(1)についていえば、北朝鮮にはこれといった資源もなく、ここと戦争をしてもアメリカにとって利益はほとんどありません。 
 また、(2)の場合でも、北朝鮮と戦争をするリスクは余りに大きすぎます。北朝鮮は中国・ロシア・韓国と国境を接しており、戦争で国内が混乱すれば当然大量の難民が押し寄せ、三国の経済状況に悪影響を及ぼすことになります。もちろん日本にも相当数の難民が押し寄せるでしょう。そうなると、中国・ロシア・韓国とアメリカとの関係も当然悪化し、ひいてはアメリカ経済にも悪影響が出てしまいます。
 アメリカがイラクやイランには強硬姿勢を示しながら北朝鮮に対してはあくまで対話重視の姿勢を崩さないのは、こういった事情があるためです。もちろん、北朝鮮もこういうアメリカの弱点を知った上でやっているのだと思います。
 
こんにちは。
確かにその通りですね。
まず第一にやはりリスクがとても大きいと思います。北朝鮮というのはとても小さい国ですから、戦争をすれば他国(主に中国と韓国)が巻き込まれる可能性がとても高いですね。
どれをとって北朝鮮が攻撃行為を取ったのか難しいところですが、仮にテポドンがアメリカの領海に着弾していたら、また違った対応が見られたのかもしれませんね。
 
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