Friday, September 29, 2006

ピーチライナー

名鉄小牧駅と桃花台ニュータウンを結ぶ新交通システム桃花台線が明日を最後に廃線となります。一度は乗ってみようかなと思いながら結局私は一度も乗る事無く廃線となります。明日乗りに行っても良いのですが、他に用事もあるので面倒ですし、行くつもりはありません。私の家から小牧駅までは自転車で30分くらいかかるので面倒ですし。
ちなみに以前、ピーチライナー小牧駅は一度行った事があります。こちら参照。

ピーチライナー廃線はバブル期を正に象徴していると言えると思います。ピーチライナー建設当時は各地にニュータウンが盛んに建設されていました。しかし、現在では土地の値段が下がり都心回帰現象が進んでおり、こうしたニュータウンはどんどん過疎化がすすんでいるようです。
ところで、神戸の須磨ニュータウン(酒鬼薔薇事件のあったところですね)、西神住宅団地を例に取ってみましょう。それらは高度経済成長期の70年代に主に建設されたのですが、今や高齢化が進んでいます。でもそれらの地区は、神戸市内であるということと、地下鉄(とは言っても名谷=西神中央駅間は地上を走りますが)一本で三宮まで行けるので、その点交通の便は良く、地下鉄の利用者も多くいます。
桃花台ニュータウンの失敗は、見込んだ程の居住者が無かった。それはやはり交通の便の悪さが挙げられます。ピーチライナー、名鉄と乗り継ぎ、そして当時はまだ地下鉄上飯田線は開通していませんから、名古屋の都心までのアクセスは大変困難でした。こうした事から考えて、本当に、15年前にこうした事態が想定できなかったのか、疑問を投げかけたいです。

ピーチライナーに務めていた方々は、廃線に伴い、愛知環状鉄道や名古屋臨海高速鉄道に再就職するそうです。職の無いこの時代、新たな職場がある事は良かったと思います。

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