Friday, May 18, 2007

日本の将来

今日、日本人の日本離れが進んでいる。昔は航空運賃が高く、海外に行けるのは極一部の裕福層だけであったが、今日の航空運賃値下げも影響し、簡単に海外へ行けるようになった。その為、若者は、ちょっと日本でうまく行かない事があるだけですぐに海外に逃げようとする。それに滑車をかける様に旅行会社や留学斡旋業者も多数存在する。
一方また、中高年の世代の人々も海外移住を始めている。日本は物価が高く、安い年金だけで、暮らしていく事が困難であることから、物価の安い東南アジアを中心に海外へ移り住む人が増えている。

さて、一方で日本へ入ってくる人も多い。
代表されるのがBRICsの内の3ヶ国、つまりブラジル、インド、中国である。
今日盛んなIT産業においては日本企業は日本人技術者よりも優秀なインド人技術者を数多く雇っており、また経営分野においても、優秀な中国人会計士等を数多く雇っている。
また、人件費の削減、少子化等によって減少している労働者を補う、等の理由で安い賃金で働いてくれる、外国人工場労働者を企業は大量に雇っている。
特に私の住む東海地方はトヨタ等の工場が多く、特にブラジル人労働者が多く住んでおり、街中でブラジル系外国人を見かける事も珍しく無くなり、ポルトガル語の文章も至る所で見かけるようになった。
今後、デパートや様々な店でポルトガル語によるサービスがますます増えてくる。そして、ブラジル人の増加に伴いブラジル系企業の日本進出も起こってくる。
中国、インドはいまものすごい勢いで経済発展を続けている。今後、彼らのビジネスが日本へ進出し、大手日本企業が彼らに買収される日も近い。

こうなった時に、日本はどこへ行くのか。
今日、日本に住む人のおよそ99%は大和民族であり、ほぼ単一民族国家と呼べ、公用語も日本語だけであるが、今上に述べたような事が進めば、いつの日かその民族構成が大きく入れ替わり、国会でも英語や葡語、中国語が用いられるようになる。

私達は日本がそうなる事を望んでいるのだろうか?

Comments: Post a Comment



<< Home

This page is powered by Blogger. Isn't yours?